継続観察していたジャヤナギの幼虫越冬の「ヨコヅナサシガメ」がいつのまにか成虫になっていた。
少し前に羽化したのだろう、すでに色が真っ赤から少し黒みを帯びたシックな赤に。
右奥には黒くなった成虫が見られ、下には脱皮殻が。
脱皮したばかりの赤い個体は今までに何度も見てきたが、少し時間が経ったこの色は初めてでまるでルビーのような美しさだった。
ルビーは僕の誕生石でもあるが、実は見たことが無い。




















すっぽりはまったヨコヅナサシガメのお尻の隙間に何やら潜り込み、サシガメは隙間から出てきた。
方向転換してその輩と向き合った。
これは捕食するシーンが見られるのではと輩には申し訳ないがちょっと期待。




















時間をかけて距離を縮めるサシガメ。
こちらもその瞬間を捉えようと万全を期してスタンバイ。




















しかしいくら待ってもそぶりはなく危険を察知したのか輩は逃げて結局そのシーンは見られずじまいに終わった。
めでたしめでたしなのだろう。




















2021年4月22日 東京都 カメムシ目サシガメ科 ヨコヅナサシガメ