職場の隅に湿生植物を植えたプランターが立てかけられた水の張ったタライが置いてある。
以前からタライを覗くと壁にいる小さな黒い生き物がさっと底に逃げていき、何だろうかと思っていた。

今月半ば頃から水から出たタライの壁に小さな羽化殻がいくつも見つかり、その生き物はイトトンボの幼虫であったことがわかった。
羽化殻を調べれば種がわかるが小さくて難儀なのでそのうち成虫が見られるだろうと思っていたら、この日タライから近くの草むらへ飛ぶ姿を見つけた。




















全長3cm前後、オレンジ色が鮮やかな未成熟な「アジアイトトンボ」のメスだった。
成熟すると淡い緑色になる。
水辺はかなり離れているがそこから来たのだろうか。




















すぐ近くの葉上には「イオウイロハシリグモ」がいた。
油断は禁物だ。






























2020年4月26日 東京都 トンボ目イトトンボ科 アジアイトトンボ、クモ目キシダグモ科 イオウイロハシリグモ