回収したムネアカハラビロカマキリの卵鞘に穴が開いていた。
穴を見ると何か褐色のものが見えた。
何だろうと振ったりピンセットで引っ張ったりして出てきたのがこれ。




















複眼や翅の形が見られる蛹のようだ。
カマキリの卵鞘に寄生する虫としては「カマキリタマゴカツオブシムシ」がいる。
見たことはないのだが、形や大きさなどからカツオブシムシの可能性が高そうだ。
カツオブシムシの仲間は衣服を食べる害虫で知られているが、種によっていろいろなものを食べるよう。




















カツオブシムシの蛹は幼虫の脱皮殻に包まれているそうだが、穴から出す時に殻から出てしまったと思われる。
カツオブシムシにも種類があるので羽化するのを待って同定してみたい。

それにしても外来種のムネアカハラビロカマキリの卵鞘にも寄生するとは、外来種といえども無敵ではないということだ。




















2020年1月6日 東京都 コウチュウ目カツオブシムシ目 カマキリタマゴカツオブシムシ?