コナラの枝を見ていて見つけたミノムシの仲間の「チャミノガ」の蓑。
お尻の方から何かが出ているが、これは蓑の中で育ったオスが蛹から羽化した後の蛹の殻だ。
もともとは蓑の中にあったものが、羽化する時に出口に移動したのだろう。
いつかその瞬間を見たみたい。




















チャミノガが付いていた枝の根元には別の蛾の繭が付いていた。
ん~、以前に見たことがあるのだが、何の繭だったか?
※昆虫写真家新開孝さんからコブガ科のクロスジコブガの繭と教えていただきました。




















昨年と同じコナラの実生の枝先にいたのは「コミミズク」の幼虫たち。
パソコンでコミミズクを検索すると鳥のフクロウの仲間のコミミズクが出るが、こちらは虫のカメムシの仲間。
この枝に2個体いるのだがわかるだろうか?




















1つは右の緑がかった個体で比較的わかりやすいかな。

お腹の先端をちょっと反らしている。




















もう一つは、左側で枝に見事に擬態している。
こうした幼虫の越冬は時折見ることがあるが、成虫はいまだ見たことが無い。

今日のガイドウォークでこれを紹介したが、小さすぎてどれだけの方にわかっていただけたか?
次回は、もう少し工夫をしたい!




















2019年12月20日 東京都 チョウ目ミノガ科 チャミノガ、カメムシ目ヨコバイ科 コミミズク