いよいよ寒さが増して虫の数が少なくなってきた。
これからの時期、気になるのが秋から冬に現れる蛾たちだ。
11月に職場の灯りにやってきた蛾。
トップバッターは前翅が三角形で一対の黒斑に白い外横線が目立つ「エグリヅマエダシャク」。
幼虫はツバキ科、ブナ科、バラ科、ツバキ科、ミズキ科、ツツジ科、スイカズラ科など広食性。




















緑色がとても美しい「ケンモンミドリキリガ」。
以前はミドリケンモンという和名だったのでついそう呼んでしまう。
似た種にゴマケンモンがいるが発生時期が夏なので間違えることはないだろう。
幼虫はカエデ科:チドリノキ、バラ科:ヤマザクラなどの葉を食べる。




















いつもお尻をぐっと曲げているのが特徴の「オオノコメエダシャク」。
何故かわからないが、すっと伸ばしているのはあまり見たことが無い。
曲げ方向も右や左と個体によって様々のようだが、今まで撮った写真はほとんどが右だった。
似た種にヒメノコメエダシャクがいるが、翅先の形状などで見分けることが出来る。
幼虫はキブシ科:キブシ、ミツバウツギ科:ミツバウツギ、ゴンズイなどの葉を食べるが、ここではゴンズイで発生していると思われる。




















2019年11月 東京都 チョウ目シャクガ科 エグリヅマエダシャク、オオノコメエダシャク、ヤガ科 ケンモンミドリキリガ