ボケの木を見ていると葉に食べ痕があった。
おおっ、いるかな?

と探してみると、夢中で葉を食べている「モンクロシャチホコ」の幼虫がいた。
バラ科の木に付く毛虫でよくサクラの葉を集団で食い尽くすことからサクラ毛虫とも呼ばれる。
サクラの葉を食べることから食べるとサクラの味がすると言われるが、そんな勇気はこれっぽちもない。
終齢になると体が黒くなり毛が金色に輝く。




















ならばもう1種とさらに探すといたいた、こちらもモンクロと名に付く「モンクロギンシャチホコ」の幼虫。
鮮やかな黄緑色にエンジ色の模様がまるで枯れた葉のように見える擬態の名手だ。
ちなみに、頭は左で右がお尻。
よく間違われるので念のため。




















こんな擬態の名手にも魔の手が迫っていた。
すぐそばの入り組んだ枝の中にいたのは鎌のお手入れ中の「オオカマキリ」のメス。
でっぷりとしたお腹はどれほど獲物を捕らえたのか?
サクラの味はさぞかし美味であっただろう。




















2019年9月1日 東京都 チョウ目シャチホコガ科 モンクロシャチホコ、モンクロギンシャチホコ カマキリ目カマキリ科 オオカマキリ