オカトラノオやリョウブ、カンゾウなどの夏の花が咲き始めているが、足元で小さな可愛らしい花を見つけた。
上を向いた紫色の花弁が特徴の「ヒメヤブラン」。
葉は細く丈も小さく、同じくらいの大きさのジャノヒゲやヤブコウジなどと比べると、ここでは群生するほどでもないのでよく探さないと見落としがちだ。




















そんな足元から勢いよく飛んだバッタ。
ヒナバッタかと思ったが、後脚に二本の黒い線が特徴の「イボバッタ」だった。
体にいぼいぼの突起があるのでこの名がある。
触るといぼが出来るからではない、風評被害の無いように!




















田んぼ脇のヨシの葉上で「ヤマクダマキモドキ」の幼虫を見つけた。
青い目と長い後脚、胸部から腹部にかけての俵のような形がいい。
前脚が赤いのでヤマとしたが、まぁ間違いはないだろう。
クダマキとは糸を撚り合わせる時の機械の部品で糸を紡ぐ時に出る音がクツワムシの鳴き声に似ている事からクツワムシは別名クダマキと呼ばれている。
モドキは似ているものの意味でクツワムシに似ている事からクダマキモドキという名のようだ。
クツワムシはクツワムシ科、クダマキモドキはツユムシ科と分類は異なる。
この名はちょっと可哀想か。




















2018年7月 東京都 キジカクシ目キジカクシ科 ヒメヤブラン、バッタ目バッタ科 イボバッタ、ツユムシ科 ヤマクダマキモドキ