エノキの実生に小さなヒメバチがいた。
その動きを目で追った先にいたのが「アカボシゴマダラ」の幼虫。

幼虫に産卵するのかと凝視しているとふいっと去ってしまった。
アカボシが宿主なのか、近くにたまたまいたのかわからない。
以前、蛹から出てきたヒメバチは大きかったのでたまたまのいたのかもしれないし、小さな種も寄主なのかもしれない。




















続けて幼虫を見ていたら枝を伝って葉の上に来た。
葉の表面には糸が貼られているので、座、いわゆる巣。

アカボシゴマダラ幼虫の越冬する姿は短角だ。
何故、越冬態は短角なのだろうか?
この幼虫は長角だが次の脱皮で短角へと変態するだろう。
なかには長角のまま成長して寒くなってから羽化したり、寒さで羽化できず死んでしまうものもいる。
継続して観察してみよう。




















葉の先まで来るとくるりと体の向きを変えた。

後姿がなかなか愛らしいが外来種と思うと何とも複雑だ。




















以前10月末に撮った短角の越冬態。




















2012年、17年 東京都 チョウ目タテハチョウ科 アカボシゴマダラ