この時期、湿地や田んぼ周りでは金平糖のような可愛い花が咲いている。
よく見られるのはミゾソバやアキノウナギツカミだが、似ているものの花がちょっと小ぶりで茎がすらっとしているものがある。




















先の2種と混同されているかもしれない「ヤノネグサ」。
ヤノネとは矢の根=矢じりで葉の形が似ているからだそうだ。
ミゾソバとは葉の形が異なるのでわかり易いが、アキノウナギツカミとは葉の形が似ている。
ヤノネグサの葉の基部は切型、浅い心型で茎の棘が小さく少ないが、アキノウナギツカミの葉の基部は茎を抱き矢じり型で茎に鋭い棘が多いことで見分けられる。




















秋が深まるとこれらの仲間は紅葉して一面草紅葉となる。
このところの寒さで紅葉が一層進むかもしれない。




















2017年10月5日 東京都 ナデシコ目タデ科 ヤノネグサ