何かいないかと林縁の植物を見ているとクワの木にいた「ベッコウハゴロモ」。
大きさは1cmほどだがセミに近い仲間で、注射器のような口で植物の汁を吸うところはまさしくセミのようだ。




















ベッコウハゴロモには大きさも同じくらいのよく似た三兄弟がいる。
ベッコウが長男とすれば翅が透き通っていてそれが名前となった次男の「スケバハゴロモ」。




















翅の縁中央に白斑がある三男の「アミガサハゴロモ」。
見た目は最も地味である。
この3種は頭と前胸背だけ見れば区別がつかないくらいにほんとによく似ている。
どれが長男で二男、三男かは皆さんの主観で！




















三兄弟の仲間で、見た目も異なる事からいとこにあたるか？という「アオバハゴロモ」もよく見かけるようになった。
ハトという別名もあることから'はとこ'かもしれない･･･。
毎年それぞれの名前を思い出すのに一苦労し、幼虫時代も似ているのでややこしい仲間たちだ。




















2017年8月3日　東京都　カメムシ目ハゴロモ科　ベッコウハゴロモ、スケバハゴロモ、アミガサハゴロモ、アオバハゴロモ