スジグロシロチョウの蛹が付いていた擬木柵を見て歩いたが、お目当てのフユシャクは見つからない。
戻りながらじっくり探してみると見つかった。
とても小さくて柵の色と似ているので、よく見ないと見逃してしまう。
脚が長く歩くのが早いので、さっきいなくても少しすると見つかることも多い。




















フユシャクのメスの中には小さな翅や飛ぶことは出来ないが体の半分くらいの翅があるものもいるが、この種は翅が全く無く退化している。
体の大きさや色からウスバフユシャク、ウスモンフユシャク、クロテンフユシャクなどのフユシャク亜科Inurois属のメスではないかと思うのだが、どの種もよく似ていてオスと交尾していないとメス単体では同定不可能。




















お尻の先にはたくさんの毛が生えていて、産卵時に卵に毛を付けて隠すことに使われる。
このメスはこれから産卵するのだろう。
フユシャクの仲間の出現時期は種によっておおよそ決まっている。
1月半ば、出現種数はほぼ折り返地点だろう。




















2017年1月12日 東京都
チョウ目シャクガ科                  CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX