6月の初め、狭山丘陵の普段あまり訪れないfieldの林縁でジャノメチョウの仲間を見つけた。
いつものfieldで見られるのはコジャノメだが、一見翅の模様が何か違う。





















もしやと飛ばれないように撮っておいた。
撮った写真を見ると思った通りコジャノメではなく「ヒメジャノメ」だった。
狭山丘陵は東西11km、南北4km、様々な環境がある。
ヒメジャノメもいるとは聞いていたが、10年近く歩いてきて見たのは初めてだった。























それぞれの生息場所はコジャノメが森林性、ヒメジャノメが草原性。
今回確認したのは草地が広がる脇の林縁部、両者の生息域だった。

翅裏の模様の違いは微妙だが、ヒメジャノメの翅裏の中央の白線は黄みがかり線も眼状紋も中央寄り、コジャノメは紫色を帯びて線も眼状紋も僅か縁寄り。
並べてみればわかり易い。

まだまだ見ていない虫たちが多いなぁとその奥深さを実感した。





















2016年6月5日 東京都
チョウ目タテハチョウ科 ヒメジャノメ、コジャノメ           CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM