春の渓谷は様々な花たちで華やかだった。
多くの方がこの花の開花を首を長くして待っていたのではと思う「ハナネコノメ」。
白い萼と赤い葯のコントラストが美しく、流れの中の岩に群生している様は美しい。



















名前は何とも可愛そうだが、微妙な色合いが魅力的な「ヨゴレネコノメ」。
「ユリワサビ」との共演だ。



















ジロボウは何時ものfieldで見ることが出来るが、ヤマエンゴサクはないので見られて嬉しい。
苞の切れ込みがジロボウとの識別点。




























青い花は丘陵でも見たことがあるが、白花は初めて見る「ヤマルリソウ」。
青みがかったものもあったが、この花は真っ白だった。



















黄色い春の花も多いが、小さくて木に咲く黄色い花の「アブラチャン」。
クスノキ科で同じ科のクロモジと色は似ているなぁ。



















見たいと思っていた花の一つが、「フサザクラ」。
もう終わっているかと思っていたが、まだ咲いている場所を案内いただいた。
カツラの花ととても似ているが、こちらは雌雄同株両性花らしい。
サクラと名に付くが、サクラとは異なりキンポウゲ科に属する全く異なる種だった。

この日見た花はほとんどが初めて見たものばかり。
面白さと感動の一日だった。
やはり、たまには他のfieldにも行かなければと思うのであった。




























2016年3月23日
ユキノシタ目ユキノシタ科 ハナネコノメ、ヨゴレネコノメ
フウチョウソウ目アブラナ科 ユリワサビ
キンポウゲ目ケシ科 ヤマエンゴサク
真正キク類ムラサキ科 ヤマルリソウ
クスノキ目クスノキ科 アブラチャン
キンポウゲ目フサザクラ科 フサザクラ