道路脇に高さ3mほどのエノキの木がある。
毎年アカボシゴマダラの幼虫が見つかる木なのでいないか探してみたところ幹には見つからなかったが、枝に枯れた葉が落ちずに残っているのが目についた。



















よく見ると枝と葉がしっかり糸で紡がれていた。
おっ、これは。
葉が枯れても落ちないようにと糸で繋ぎとめたもの。



















葉を上から覗き込んだらお尻が見えた。
アカボシゴマダラかゴマダラチョウか?
尾端が開いているのはどっちだっけ・・・。



















葉を開いてみると「ゴマダラチョウ」の幼虫が出てきた。
この時期はほとんどが木の根元の落ち葉の下で越冬しているのだが、こうして葉の中で越冬するのは初めて見た。
暖冬とはいえ朝夕は冷え込むし風が当たるぶら下がった状態では、薄い葉の布団一枚だけでは寒かろう。



















他に探すとまだ青い葉が一枚見つかったが中はもぬけの殻だった。
こちらは葉が開かないように綴られていたが、寒さに耐えられず木を降りてしまったのか?
この葉上越冬の個体は無事冬を越すことが出来るか、今後も継続して観察したい。



















2016年1月5日 埼玉県
チョウ目タテハチョウ科 ゴマダラチョウ
CANON EOS50D SIGMA 17-70mmDC MACRO HCM 、EOS70D EF100mm F2.8L IS USM /内臓ストロボ