いつも通っている谷戸の湿地に「ヨツボシトンボ」がいるようだとの話を聞き行ってみた。
天気の良く気温の高かったこの日、湿地ではクロスジギンヤンマやシオヤトンボ、青く色づいたハラビロトンボ、未熟なショウジョウトンボなどが飛び交っていた。
その中でガマの先端にとまっているシオヤトンボのメス風な色の見慣れぬ個体を見つけた。




























岸から離れたところを飛んでいてなかなか近くで見られなかったが、少し待っているとたまにこちらにやって来た。
翅の結節部に褐色の斑があることから、「ヨツボシトンボ」だ。
後ろ翅のオレンジ色の模様も特徴的で、翅のデザインがなかなかかっこいい!






































活性の高い時間帯だからだろうか、少しとまってはすぐに飛んでまた戻って忙しい。
撮った写真を見ると胸が意外と毛深かった。




























観察を始めて以来ここや周辺の谷戸でヨツボシトンボは確認していないが、この日4頭ほどを確認した。。
シオカラやシオヤトンボのメスと似ているが、今まで見間違えていたとは思えず今年急に発生したようだ。
東京都レッドリストで北多摩で絶滅危惧ⅠB類、西多摩で絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。
今後の動向に注目したい。



















2015年5月15日 東京都
トンボ目トンボ科 ヨツボシトンボ    EOS50D EF70-200 F2.8 L IS USM/EXTENDER EF 1.4×Ⅱ