最終日は初日に行った展望台の草地へ。
イネ科の葉上で見られたササキリの仲間の幼虫のメス。
北海道に生息するササキリの仲間は、キタササキリとエゾコバネササキリ、本州でも見られるウスイロササキリ。
ウスイロササキリとは異なるので、キタかエゾコバネだ。




















近くにオスの幼虫がいて、こちらを見ると頭部の黒斑から「キタササキリ」ではないかと思われた。




















今回最も多く見られたのは「サッポロフキバッタ」だった。
顔から胸にかけての水色がとても美しい。




















こちらはその幼虫と思われた。
成虫に比べるととても地味な色をしている。




















見たことの無いバッタがいた。
調べると恐らく「ナキイナゴ」のメスではないかと思う。オスは長い翅があるがメスは短翅のようだ。
本州でも山地でよく見られるが、fieldでは見られないため知見が無い。




















ここの草地で多く見られた北海道と青森県にのみ生息するクモの仲間の「キバナオニグモ」。
張られた円網の真ん中にいた大きなメス。
黄色いお腹に幾何学模様、赤と白の脚が特徴だ。




















こちらはオスでメスよりかなり小さいが色味は同じだ。




















この草地ではなく数日前の林道で、今までのツアーで探して出会えないでいたオニグモにようやく出会えた。
淡い緑色と黒の美しい「コケオニグモ」で苔に擬態し夜間に活動する希少種だ。
昼間だが曇り空の薄暗い林縁でカメラの絞りを絞ったため背景が暗く落ちてしまった。




















オスだったが、今後是非大きなメスを見てみたい!

また来年、旭岳でターゲットのチョウや北海道のキリギリス、アカオニグモなどこの地でリベンジしなければ!




















2023年7月12,15日 北海道旭川市 直翅目キリギリス科 キタササキリ、バッタ科 サッポロフキバッタ、ナキイナゴ、クモ目オニグモ科 キバナオニグモ、コケオニグモ