旭川市内の公園を散策。
午前中は曇りや晴れ間がのぞいてくれた。
北海道や本州の山地で見られるセセリ用の仲間では大型の「キバネセセリ」。
幼虫の食草はハリギリのようだ。




















花に鮮やかな色の「スジカミキリモドキ」がいた。
この種も本州にもいるが山地性のようで見たことが無い。




















緑の草の上に目立つピンク色のバッタ。
恐らくヒナバッタかな。
いつものfieldでも見られる種だが、ピンク色は見たことが無い。




















イケマの花に「キバネセセリ」が集まっていた。
この周辺でかなりの数が見られた。
午後からは雨となりほとんど観察は出来なかった。




















今回の北海道で最も多く見られたのはマイマイガとクスサンの幼虫だった。
特に大きく白い長い毛のクスサンの幼虫は遠目で見てもすぐにわかり、道路でも良く轢かれていた。
この2種は成虫が大発生するのではないかとも思われた。






























翌日は、貯水池のほとりの南丘森林公園へ。
ここでもマイマイガとクスサンの幼虫たちがダケカンバなどの葉を食い尽くしていた。
ひこばえで見つけた初めて見る「アシアカカメムシ」。
北海道、本州、四国、九州の山地で見られる種。




















樹皮にいたのは1.5cmほどの「ミヤマオビオオキノコ」。
お目当てのキノコがこの近くにあったのだろうか?




















以前トイレだったのだろうか、今は使われていない建屋の屋根から顔を出していた「アオダイショウ」。
ここに住みついている様で、あちこちに脱皮殻があった。




















屋根の下の地面にあった大きな脱皮殻に「センチコガネ」が来ていた。
脱皮殻をむしゃむしゃ。何でも食べる雑食性なんだな。




















根元の樹液で見つけた「ミヤマクワガタ」のオス。
山地性で見たのは何年ぶりだろう。
よく見るとオスの下にメスがいてガードしているようだった。




















別の木にも大きなオス。湾曲した大顎と横に張り出した頭部がカッコイイ!






























近くの針葉樹の幹にも大きなメスがいた。
この後、若い男女二人がやって来てこれらを根こそぎ捕っていった。
一体何が目的なのか、残念な気分に。




















この後、帰り際に林道に立ち寄った。
今にもクマが出そうだったが、鈴を鳴らして。
時折飛び立った「ベニシタヒトリ」。




















草の中から茎をのばし花を咲かせていたのはランの仲間の「クモキリソウ」だろうか?






























2023年7月12-13日 北海道旭川市 チョウ目セセリチョウ科 キバネセセリ、ヤママユガ科 クスサン、ヒトリガ科 ベニシタヒトリ、バッタ目バッタ科 ヒナバッタ、コウチュウ目カミキリモドキ科 スジカミキリモドキ、オオキノコムシ科 ミヤマオビオオキノコ、センチコガネ科 センチコガネ、クワガタムシ科 ミヤマクワガタ、有隣目ナミヘビ科 アオダイショウ、キジカクシ目ラン科 クモキリソウ?