このところfieldを歩いていると、淡黄色のブラシがあちこちで見られる。
スゲの仲間で早春から開花する「ヒメカンスゲ」。
スゲの仲間はどれもよく似ていて開花した後の種子を見なければ種の識別は難しいが、この時期に開花するのは他にはあまりない。




















ふさふさのブラシのような花は雄花で、その右に見える小さくて貧弱なのが雌花。
ここにはよく似た大きなミヤマカンスゲもあるが、咲くのはもう少し先。




















里山の赤いマメ、「トキリマメ」の種を見つけた。
赤い鞘が開いて中から2つの黒い種子が。
毎年秋にこの赤い鞘を探しているが、多くはなくなかなか見つからない。




















クヌギの幹ではあちこちにたくさん産み付けられている「クヌギカメムシ」の卵塊で孵化して間もない小さな幼虫たちがゼリーを吸っていた。
クヌギの芽吹きまではもう少しだな。




















2023年3月5日 東京都 イネ目カヤツリグサ科 ヒメカンスゲ、マメ目マメ科 トキリマメ、カメムシ目クヌギカメムシ科 クヌギカメムシ