谷戸の田んぼに水を引く小さなため池。
時々カワセミもやって来るので何かいないか見ていると、視界の端に何かが飛び込んだ。
飛び込んだ先には泳ぐ「ハラビロカマキリ」の褐色型がいた。
きっと、寄生したハリガネムシに水辺に誘導されて飛び込んだに違いない!
ならばハリガネムシは脱出して思惑通り既に皆底だろう。

これに気付いたのは僕だけではなかった。
奥から何者かが忍び寄る。




















少し泳ぐと一気に潜水しハラビロカマキリの真下へ。




















襲い掛かったが相手が大きすぎたか失敗。
浮き上がって来たのはウッシーこと、「ウシガエル」の幼体だった。




















すぐさま再び襲い掛かった。




















やはりダメ!
このウッシーの口のサイズでは、ちょっと厳しい。
ハラビロもカマを振りかざしているので頭からいってもよほどいいタイミングでないと咥えることは出来ないだろう。




















ウッシーは諦め、ハラビロは逃れ、このまま両者は離れていったとさ。
どうなる事かと興味津々だったが、ハリガネムシに寄生されその指示で飛び込んだ池でウッシーに食われてはあまりにも無念。ハラビロにとってはめでたしめでたし!だろうと思った。




















2022年10月20日 東京都 両生類 アカガエル科 ウシガエル、カマキリ目カマキリ科 ハラビロカマキリ