このところよく見かけるベッコウシリアゲこと「ヤマトシリアゲ」。
年2化で初夏に出るものは黒っぽいが夏から秋に出る2日目はべっ甲色からそう呼ばれる。
この日は全てメスで、そろそろ終盤なのだろう。




















日陰の林縁で小さな白い花を咲かせていた「スズメウリ」。
大きなカラスウリに比べて小さいのでスズメウリと呼ばれているとか。
緑色の実が見えるが、熟すると白くなえりほのかに甘い。






























スズメウリと道を挟んで反対側の湿地のヤナギに絡んだクズの葉に「シュレーゲルアオガエル」の大きな成体がいた。淡い緑で青っぽい体の色が目を惹いた。






























田んぼの畔に生えていたジュズダマには「クロコノマチョウ」の幼虫。
最初に見つけた葉上の陰の個体は、葉上側に回って見ると体のあちこちが黒くなり頭は動かしていたものの虫の息だった。病気なのかもうそう長くは無さそうだった。
すぐ脇の葉裏にいた同じくらいの大きさの個体は兄弟だろうか?

何が生死を分けたのだろう?




















小川沿いでは「ツリフネソウ」が見頃となっていた。
ここでは数は少ないが毎年コンスタントに花が見られる。




















草が刈られた草地の生き物に配慮して刈り残されたエリアでは、まさに名前の通り「キンエノコロ」の穂が陽の光を浴びて金色に輝いていた。
この形と色を見ると秋を実感するなぁ!






























2022年9月14日 東京都 シリアゲムシ目シリアゲムシ科 ヤマトシリアゲ、ウリ目ウリ科 スズメウリ、無尾目アオガエル科 シュレーゲルアオガエル、チョウ目タテハチョウ科 クロコノマチョウ、フウロソウ目ツリフネソウ科 ツリフネソウ、イネ目イネ科 キンエノコロ