先日紹介した「コチドリ」。
今週初めに、同じ畑でまた出会った。
畑はすでに耕されていて、農家の方はここにニンジンを植えると言っていた。




















だが、この日は以前と違いコチドリとの距離がなぜか近い。
向こうから僕の周りにやって来る。
何だか変だなぁと見ていると、畑に舞い降りてこちらを意識しながら何やら腰をかがめて翅を上げたり下げたりと変な姿勢を始めた。
聞いていたが見たことが無かった偽傷といい、近くに巣やヒナがいる時に自分が傷ついたふりをして敵を引き付けて巣やヒナを守る行動だ。




















常にこちらを見て、傷ついたふりをしているのがよくわかった。
こんなことをするからには近くに巣があるなと。




















畑の横は砂利が敷かれた駐車場。
コチドリは河川などの砂礫地に営巣することからまさかここに?
と探してみたらやはり残念なことに抱卵しているのを見つけた。




















そんな時に犬の散歩に来た方の犬が巣の方に走って行ったとたん飛んで逃げて行った。
その隙に見てみると、卵を3つ産んでいた。
卵の色や模様は砂利に紛れる保護色となり、まず人に見つかることは無いだろう。




















近くの屋根にはハシボソガラスが鳴いていた。
車が来たら親鳥は逃げられても、卵やヒナは轢かれてしまう。
これはえらい所に営巣したものだとこの日以降気になっていた。
今日近くに行ったので巣の場所を見ると、親鳥が卵を温めていた姿を見てホッとした。
よくぞ無事だったものだ!




















しかし、すぐ近くには車の轍がありこのスペースによく駐車しなかったなと。
まだまだ気が抜けない状況で、来週もここに行くので安否を確認したい!




















2021年5月18,21日 埼玉県(丘陵外) チドリ目チドリ科 コチドリ