昨夏の四国に続いて今年の昆虫観察ツアーは九州へ。
昆虫写真家新開孝さん、絵本作家伊藤知沙さんとご一緒させていただいた。
今回のターゲットは5種。
今年はコロナの影響で中止かと思われたが、GOTOも始まり感染拡大も縮小気味ということでコロナ対策に万全を期しての開催だった。
残念ながら予約したのがGOTO開始の1日前で対象にならなかったことが残念で仕方がない。

ずっと自粛していたので電車に乗って都内へは半年ぶり、思った以上に羽田のターミナルは閑散としていた。




















当初は午前中のフライトだったが、コロナで欠航となり振替便が夕方にしかなく初日の予定が大幅に縮小されてしまった。
窓から見た富士山。この後ニュースでこの日が初冠雪と聞いたが、午後4時頃で既に溶けてしまっていたか・・・。




















宮崎ブーゲンビリア空港に到着後、車で延岡へ。




















延岡の夜景の名所、愛宕山の展望台で灯り巡り。
夜景の名所ということでカップルばかりではと少しビビっていたが、数組いたもののそれほどの猛者はおらず若い男同士もいてホッとしたのだった。カメラを持っているので盗撮するのではと思われてはたまったものではない!
展望台までの道脇でまず目に付いたのが落ちていたクリを食べていた「クチキコオロギ」。




















展望台の灯りに来ていた「ウスキクロテンヒメシャク」。
似た種がいるが後翅に突起が無い事やまばらな黒斑から。




















こちらは片翅に傷みのある「シロテンキノメイガ」。




















高い位置にとまっていたので下から見上げる構図となった「アシベニカギバ」。




















大物登場!今年初めて見る「アケビコノハ」。
枯葉にそっくりな素晴らしいデザインの前翅とカブトムシのような顔が、毎年見たいと思わせてくれるのだ。
前翅に散りばめられた緑色の斑も絶妙なアクセントになっている。




















黄色の後翅に黒斑が美しいがなかなか翅を開いてくれない。
突いていただいてようやく見ることが出来た。
いつも飛ばれてしまうのでラッキー!
この日はこのまま延岡泊で、翌日は1つ目のターゲットを探しに再び延岡とさらに2つ目のターゲットを求めて南阿蘇へ。




















2020年9月28日 宮崎県 バッタ目コオロギ科 クチキコオロギ、チョウ目シャクガ科 ウスキクロテンヒメシャク、ツトガ科 シロテンキノメイガ、カギバ科 アシベニカギバ、ヤガ科 アケビコノハ