今日は朝には雨が止んでいて、午後から久しぶりに青空と陽射しがでた。
予報通りならこれはチャンスと午前中に溜まっていた洗濯物を洗って干して早速丘陵へ。

小川沿いのクワの木を見ると、複数の「クワカミキリ」がいた。
以前に数個体は見掛けていたが、今日は4個体と最も多かった。




















皆、クワの樹皮を齧ってお食事中。
カミキリムシの幼虫のほとんどが、朽木や生木の材、草本の茎を食べているが、成虫は種によって幼虫と同じ木の樹皮や幼虫期とは異なる花粉などを食べていて、幼虫期の摂食とは区別して成虫が食べることを後食と呼んでいる。
クワカミキリの場合は、名前の通り幼虫はクワの生木の材を、成虫も後食としてその樹皮を食べる。




















ここで見られるカミキリムシの仲間では、大型で存在感のあるポピュラーな種の一つ。
シロスジカミキリ、ウスバカミキリ、ミヤマカミキリに次ぐ大きさだ。




















もう少しアップで撮ってみた。
こんな大きなカミキリムシの幼虫が実生のこのクワの木の中を食べるとすぐに枯れてしましそうだが、数年来発生しているがまだ弱る様子も見られず元気なのが不思議だ。
この木から発生しているのかは未確認なので、何とも言い難いのだが・・・・。




















2019年7月17日 東京都 コウチュウ目カミキリムシ科 クワカミキリ