オニグルミには色々な虫がやって来る。
この日、葉には食痕がたくさんあるのだけれど、まったく食べたであろう虫が見つからなかった。
探していると風に吹かれた少し高い葉上に綺麗な水色がちらりと見えた。




















ここでは今年初めての「ラミーカミキリ」。
垂れた枝を手繰り寄せて見たら飛ばれずにじっとしていてくれた。

江戸時代に中国から長崎県に繊維をとるために持ち込まれたイラクサ科のラミーに付いて入って来たと言われている外来種で、生息域を広げている。
高尾山では1990年代前半から見られるようになったそうなので、ここでも昔はいなかったのだろう。




















イラクサ科のカラムシやムクゲなどで発生していてfieldでは毎年カラムシの葉上で見られる。

美しい色と愛くるしい顔は憎めないが、外来種と思うとちょっと複雑だ。
定着はしているようだが、シーズンに数個体しか見られないので数は少ないと思われる。




















後姿もなかなか可愛いなぁ




















2019年6月13日 東京都 コウチュウ目カミキリムシ科 ラミーカミキリ