陽が落ちかけてきた小さな谷戸は雑木林で西日が遮られていた。
稲が刈られた田んぼを見渡すと、ちょっと小柄な「アオサギ」がいた。
こちらに気付いたものの少しじっとしていると、やがて歩き出して奥のハス田の水面を覗いて餌を探している様子。




















お食事中の邪魔すると申し訳ないので田んぼを迂回して雑木林の林縁を探索。
歩いていると何かが頭に当たった。
落ち葉?
目の前を連結した「オオアオイトトンボ」が飛んでコセンダングサにとまるのが見えた。
単独でいるのは良く見かけるが、連結しているのは久しぶりに見た。
産卵しているところも見たいのだが、なかなかそのシーンには出会えないでいる。




















林縁で目を惹いたのはいち早く赤く色付いたカキノキの葉。
オレンジや赤に色変わりした葉には様々な模様が浮かび上がって紅葉の中でも好きな葉だ。
そんな葉の上で「アオマツムシ」のメスを見つけた。
近頃、昼間でもアオマツムシの鳴き声が聞かれ、その声も弱々しくなってきた。
虫の音も寂しい秋だ。






















2018年10月25日 埼玉県 ペリカン目サギ科 アオサギ、トンボ目アオイトトンボ科 オオアオイトトンボ、バッタ目マツムシ科 アオマツムシ