6月6日の今日、関東も梅雨入りし一日雨模様だった。
晴れ間が待ち遠しい季節になった。

先週の雨上がりに見つけたナメクジ、今頃喜んでいるのだろう。




















足元には「オオヒラタシデムシ」。
地面を歩き回って主にミミズや生きものの死体などを好んで食べるシデムシの仲間で、森の掃除屋、スカベンジャーと呼ばれ雑木林では重要な役割を担っている。
同じ種で地域によって飛ぶものと飛べないものがいる事はとても興味深い。
翅の下の腹部上面はとてもきれいな青色なのだが、なかなか見る事は出来ない。




















草の上にとまっていたのは「ヤマトシリアゲ」のメス。
こちらも主に死んだ虫を餌とする掃除屋さんだ。
弱って死にかけた虫やクモの巣にかかった虫を食べているところを見掛けるが、元気なものに襲い掛かり捕食することはないと思っている。
オスは腹部先端にハサミを持ちサソリのようにあげている事から名が付いたのだろう。
年に2回発生し、夏以降に見られる個体は体がベッコウ色をしていてまるで別種のようだ。




















2018年5月31日 埼玉県 コウチュウ目シデムシ科 オオヒラタシデムシ、シリアゲムシ目シリアゲムシ科 ヤマトシリアゲ