先日、my fieldに虫を探す虫目のスペシャリストのお二人をお迎えしてご一緒させていただいた。
今回2度目にお越しいただいたフォトエッセイストで「どんどん虫が見つかる本」の著者鈴木海花さんとかがくのとも「うんちみたいなむしがいた」をはじめ虫を題材にした絵本作家・イラストレーターの伊藤知紗さん。

朝から雨が降るあいにくの天候だったが、fieldに着いた頃には雨もほぼあがっていた。
海花さん曰く、私晴れ女だから、実は僕も晴れ男なんです のお蔭だろうか?

早速、海花さんの目に付いたオニグルミをチェック。
普段オニグルミは見過ごしていたが、見てみるとたくさんの小さな虫たちが見つかった。
中でも異様ないでたちのシャチホコガの仲間のまだ小さな幼虫。
後で海花さんから「バイバラシロシャチホコ」と教えていただいた。




















すぐ隣の葉には体に白い綿を纏った幼虫。
アゲハモドキのようだが調べると「クルミマルハバチ」かな。
残念ながらあのハバチ幼虫独特の可愛い顔を撮り損ねたので、近いうちにリベンジしたい。




















その形からグンバイの仲間、名前はそのまま「クルミグンバイ」。
1本のオニグルミにも色々な虫がいるものだ。




















定点観察しているイチモンジチョウの蛹をご紹介。
この頃からまたポツポツと雨が・・・・。
日本手拭いが大好きとおっしゃる知紗さんはさっと頭に手拭いを!かっこいい




















林縁でアオシャクの仲間を見つけた。
観察していたキマエアオシャクかと思ったが、「スジモンツバメアオシャク」かな?
薄緑色がとても美しかった。




















竹の柵の下で知紗さんが見つけた蛹。
時期的にヒオドシチョウだと思ったがちょっと違うと調べたら「キタテハ」だった。
成虫越冬で幼虫の食草のカナムグラはほとんど生育していないと思うのだが・・・。




















お二人の虫目をじっくり勉強させていただいた楽しい時間はあっという間だった。




















この頃には、空には青空が。
お二人が帰られた後、私の残った谷戸はひどい土砂降りの雨となった。
やはり、晴れ女のお蔭だったよう・・・・・・。

お二人のblogでぜひ虫目の極意を!
鈴木海花さん 「虫目で歩けば」

伊藤知紗さん 「てくてく日記」




















2018年5月10日 東京都