駅に近いマンションに付属した由緒ある小さな雑木林で越冬している生き物探し。
落ち葉の下の生き物がメインなのだが、虫はいないかと色々探してみた。

まず落ち葉の下から現れたのはゴキブリの仲間、「モリチャバネゴキブリ」の幼虫。
ゴキブリといえばGと呼ばれ嫌われ者だが、家の中で見られるチャバネゴキブリやクロゴキブリとは異なり森に棲む種だ。





















伐採木をひっくり返してみると、幹にくっついていた「フトナガニジゴミムシダマシ」。
この仲間は、他にヒメナガニジゴミムシダマシ、オオナガニジゴミムシダマシ、ホソナガニジゴミムシダマシがいるが、前翅の点刻や大きさなどからフトとした。
様々な色に輝く翅が美しい!




















コナラに巻き付いた切られたキヅタを剥がすと見つかったのは「ヒメオビオオキノコ」。

キノコを食べる虫だ。
キノコは落ち葉や朽木を分解してくれる雑木林にとって重要な存在だが、それを食べる虫がいるということも面白い!
この仲間も他に、ミヤマオビオオキノコ、タイショウオオキノコ、キオビオオキノコがいるが大きさや前翅の微毛などからヒメとしたがあまり自信はない。




















大きなケヤキの樹皮を剥がしてみると小さなハエがいっぱいと思ったが、よく見るとハエではないような・・・。
カスミカメっぽいなぁと思って調べると、集団越冬していた「ヒメコバネナガカメムシ」だった。






























あと虫ではないが枯れ木の樹皮の下にいた「キハダカニグモ」。
夏にも時々樹皮で見られる種だ。

どれもコンデジなので解像度が良くないのがちょっと残念だ。




















2018年1月15日 東京都 ゴキブリ目チャバネゴキブリ科 チャバネゴキブリ、コウチュウ目ゴミムシダマシ科 フトナガニジゴミムシダマシ、コウチュウ目オオキノコムシ科ヒメオビオオキノコ、カメムシ目コバネナガカメムシ科 ヒメコバネナガカメムシ、クモ目カニグモ科 キハダカニグモ