丘の上で何かいないか探していると、葉の上にナナホシテントウを見つけた。
見ると体の下に何かの繭のようなものが見えた。




















調べるとどうやらこれはナナホシテントウに寄生する寄生バチのしわざのようだ。
その1種のテントウハラボソコマユバチはテントウムシに産卵し孵化した幼虫はテントウムシの体を食べて育ち、腹を食い破って体の下に繭を作るそうだ。
その種かどうかはわからないが、まさしくそんな状況。
この時まだナナホシテントウは生きていた。
死んでしまうものと生きているものがいて、生きていれば近寄る他の虫などを追い払う。
動けない蛹の寄生バチにとっては守り神のようなものなのだ。




















話には聞いていたが、見るのは初めて。
虫が生きていくにはやはり厳しく恐ろしい世界だと改めて思うのだった!




















2017年3月23日 埼玉県
コウチュウ目テントウムシ科 ナナホシテントウ    CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX