クリの木に何かいないかと探していると、葉上にコガネムシの仲間の姿を見つけた。
何だろうと近づくと、横から大きな羽音。
「オオスズメバチ」もこの獲物を見つけたようだ。
あっという間に獲物に食らいついたかと思うと地面に落下。
落ちたところを探すと、コガネムシは「コフキコガネ」だった。




















コフキコガネは必死に逃げようとするが、オオスズメバチはしっかりと相手を掴んで離さない。
毒針と大きな顎で攻撃しているようだ。
そのうちコフキコガネの動きが鈍くなったと思ったら、ほとんどの脚が噛み切られていた。




















コフキコガネのような甲虫の仲間でいかに固い外骨格を纏っていても、オオスズメバチの強固な顎にはかなわない。
見つかったら最後なのだ。




















あっという間にコフキコガネは解体され、オオスズメバチはコフキコガネの胸だけを持って飛び去った。
この間わずか7分、あっという間の惨劇だった。
何と自然界は恐ろしく厳しいのだろうか。




















2016年8月10日 東京都
ハチ目スズメバチ科 オオスズメバチ
コウチュウ目コガネムシ科 コフキコガネ  CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/430EXⅡ