横谷峡の翌日は八島ヶ原湿原に向かったが、あいにくの雨。
霧ヶ峰はまさに名の通り真っ白な霧の世界だった。
湿原に着くと霧はかなり晴れていたが、風雨はおさまらず。



















この雨ではチョウも飛ばず虫はあきらめムード。
木道を歩いていたら、シシウドの上に大きなイモムシ。
唯一の「キアゲハ」の幼虫だった。



















湿原でまず目に入った色は、淡いピンク色の「タチフウロ」。




























さらに大柄で濃いピンクは「アサマフウロ」。
霧ケ峰はアサマフウロの群生地の一つのようだ。



















薄紫は「マツムシソウ」。
マツムシが鳴くころに咲く、実が巡礼の時に持つ松虫鉦に似ているからなどの説があるようだ。



















湿地を眺めるとあちこちに白いものが見える。
ワタスゲ?ではなくイワショウブというらしい。



















黄色い花は秋の七草のひとつ「オミナエシ」。



















すっと伸びた紫色の花は「ヤナギラン」。
葉がヤナギ、花がランに似ているからこの名が付いたそうだが、ラン科ではなくアカバナ科。
葉や茎が赤く色付いているものを見るとなるほど、アカバナのようだ。



















アザミも見られたがアザミに似た花、「タムラソウ」も群生していた。
晴れていればチョウをはじめたくさんの虫たちを見ることが出来ただろうに、残念。
また、改めて訪れたい場所の一つだ。



















2015年8月30日 長野県諏訪郡     RICOH WG-4