数日雨が続いているが梅雨なのでしょうがない。
当分は田んぼの水も心配なさそうだ。





















田んぼの周りを歩いてみると、小川沿いのクワやカラムシにたくさんのトンボがとまっていた。
この日が今シーズン初見の「ナツアカネ」。





















すぐ隣には、「マユタテアカネ」。
ブタ鼻の正面顔を撮り忘れた。





















みな新鮮な個体で羽化して間もないのだろうと田んぼを見ると、あちこちのイネに抜け殻が見つかった。
抜け殻のそばにとまっているものも。
翅の先の黒斑がポイントの「コノシメトンボ」。





















最も多かったのがこの「アキアカネ」。
ほとんどの赤とんぼが羽化後この場所にいるのに、アキアカネだけは夏の間涼しい山で過ごして赤く色付いて戻ってくる。
ここで羽化した個体が鮭のようにまた同じ場所に戻ってくるのかはわからないが、この秋にたくさんのアキアカネが見られるのを期待している。





















小雨が降る朝の11時ごろ、羽化真っ最中の個体もいた。
種はわからないが、無事羽化して大空を羽ばたいて欲しい。

不思議なことに田んぼは何面もあるのに、これらトンボの羽化が集中しているのは1面だけ。
何らかの要因があるに違いない。
それがわかればこの谷戸でのトンボの発生数は飛躍的に増えると思われる。





















2015年7月7日 七夕 東京都
トンボ目トンボ科 ナツアカネ、アキアカネ、コノシメトンボ、マユタテアカネ           RICOH WG-4