この時期になるとシジュウカラやヤマガラ、メジロ、エナガ、コゲラなどが混群をつくって、木々の梢を飛び回っている。集団を作ることで餌や敵を見つけやすくなるようだ。
そんな混群の中から普段聞きなれない声が聞こえてくる。
ピリリピリリ♪
声を頼りに姿を探すと樹冠の枝先に黒と白のシジュウカラより二回りくらい大きな鳥が。




















鳥の正体は「リュウキュウサンショウクイ」。
数年前から冬に混群に交じって見られ、その特徴のある声から存在に気付かされる。
この鳥は元来、沖縄県から九州南部に生息する留鳥だが、30年ほど前から徐々に北上が確認されここ数年毎年fieldでも確認している。
一方夏鳥として飛来する「サンショウクイ」がいて姿、鳴き声もよく似ているようだ。
というのも鳴き声が聞こえたらどちらだろうとその姿を探すのだが、今まですべてがリュウキュウサンショウクイでまだ一度もサンショウクイを実際見たことが無いのだ。
「山椒は小粒でもぴりりと辛い」、そんな鳴き声が聞かれたら、是非探して欲しい。
サンショウクイならラッキーな出会いだと思う!
サンショウクイとリュウキュウサンショウクイの違いはこちらから。
https://www.bird-research.jp/1_katsudo/sanshokui/index.html





















2022年12月3日 東京都 スズメ目サンショウクイ科 リュウキュウサンショウクイ