いつものジャヤナギの幹に「ハラヒシバッタ」がいた。
さっと通り過ぎればまず見つけることが出来ないほど樹皮に同化していた。




















幹に生えた苔の色が体に散りばめられているところが絶妙だ。
ヒシバッタの仲間は種の中でも色や模様の個体変異が大きく、地域によっても多種多様で固有種も多く見られ同定が厄介なバッタだ。
前胸に棘がなく翅も短いこと、似た種にモリヒシバッタがいるが北海道大学出版会のバッタ・コオロギ・キリギリス図鑑で分布が愛知県~岡山県となっているのでハラヒシバッタとしたがどうだろうか?




















自分の体の色や模様と似ている場所にいるのは、本当にそれを知っているのではないかと思ってしまう。
キノカワガなどもそうだがとても不思議だ。




















2020年8月13日 東京都 バッタ目ヒシバッタ科 ハラヒシバッタ