8月の終わり頃だっただろうか。
職場の壁にたくさんのキアシナガバチたちが集まっていた。
この時期はまだ営巣時期で何でこんなに集まっているのかと不思議に思ったのだった。
ヒメスズメバチに巣が襲われたか、何らかの問題があったのか。
それが一か月経った9月末も変わらず。




















塊の大きさはほぼ同じで、みな体のサイズは大きい。
ひょっとしてこれらは新女王ではないだろうかと思い始めた。




















その一か月後の10月20日もまだ集団は変わらすの状態。
だがよく見ると中に顔の白いオス蜂ではないかと思われる個体がいくつか見られた。
左右のこちらに顔を向けているのがそのハチたちだ。
まるで威嚇しているかのよう。
棒でこの塊を払ってみたら、いったん皆飛び去るも少しするとまた戻ってきて元通り。
職場の同僚に聞くと台風の時にはいなくなっていたが、台風が過ぎ去るとまた戻って来ていたとのこと。




















その一か月後の11月1日、やはり何の変化もなく壁に留まっていた。
顔の白いハチがまだいた。
オス蜂は新女王と交尾後死んでしまうと認識していたのだが、この個体は1か月前と同じ個体なのかそれとも新たにやってきた個体なのか?
そもそも顔の白いのがオス蜂か?この集団が新女王なのか?
今後も継続観察してみようと思う。




















2019年11月2日 東京都 ハチ目スズメバチ科 キアシナガバチ