ススキ原っぱにはたくさん見られる常連さんや絶滅が心配される種がいる一方、数はそれほど多くはないが見つけてホッ!とするものもいる。
草はらでひっそり露を舐めて暮らしているとも言われる「ツユムシ」。
長い後脚で普段はゆっくりとした動作だが、危険を感じると良く飛ぶ。
丘陵で見られるツユムシの仲間は他にセスジツユムシ、アシグロツユムシがいるが共に林縁で見られ棲み分けているようだ。




















低い草地を歩くと足元からのっそりと姿を現したのは「クサキリ」のメス。
クサキリには悪いがいつ見てもさえない顔をしていて、もっと虫生楽しもうよ!って語りかけるのであった。

似た仲間のクビキリギスの方がよっぽど生き生きとした顔付きをしているのだが、まぁこんなのがいてもいいかなぁ。
クビキリギスは成虫越冬だがこのクサキリは卵越冬、冬はもうすぐやって来るからそれまで・・・・

人によって何が主役で何が脇役か色々あるだろうが、僕にとってはこの2種は見られないと寂しい名脇役と言ったところか。




















原っぱの脇で甘い香りを漂わせていた「キンモクセイ」。
今年は開花が例年より少し遅いかな。
中国原産の雌雄異株で日本で見られるのはほとんどが花付きが良いオスの木。
種はつかねど接ぎ木で増えるそうな。
この記事の主役はやはりキンモクセイ?




















2019年10月17日 東京都 バッタ目ツユムシ科 ツユムシ、キリギリス科 クサキリ、シソ目モクセイ科 キンモクセイ