谷戸の湿地の真ん中でピンク色の花が目を惹いた。
何だろうと望遠で撮って見ると、どうやら「チダケサシ」のようだ。

名の由来はチチダケ(乳茸)を茎に刺して持ち帰ったからという説がある。

茎に毛が生えていて、刺すと落ちにくいらしい。
東京都のレッドリストでは絶滅危惧ⅠB類に指定されているが、ここは埼玉だった。
イチモンジチョウやツマグロヒョウモンが花に訪れていた。




















湿地脇の道を歩いていると、葉上で鮮やかなオレンジと青が目に入った。
久しぶり、大きくなった「ヤマクダマキモドキ」の幼虫だった。
相変わらず、触角の根元のオレンジ色とblueの目が美しい。
何があったのだろうか?
片方の後脚が欠損していた。




















近くにももう一個体。
今まで見てきたが、危険を感じると写真のような前傾姿勢をとる傾向にあるようだ。
大人になるにはもう少し時間がかかりそう。




















2019年7月10日 埼玉県、東京都 ユキノシタ目ユキノシタ科 チダケサシ、バッタ目ツユムシ科 ヤマクダマキモドキ