道際の土の崖にトタテグモの仲間の巣があると前述の伊藤さんから教えていただき見ていたのだが、こんな地衣類の付いた場所ならあの虫がいるのではと聞いて見た。
自分のfieldで一度見てみたいと長年探しているがいまだに見つけられないでいる「コマダラウスバカゲロウ」の幼虫だ。

地衣類を体に纏い獲物を待ち伏せする巣を作らないアリジゴクの仲間。

「あっ、いますよ、探して見ますね。」という何ともあっさりとありがたい返事が返ってきた。
すぐに「いました!この辺にいるので見つけてください」との事。




















写真などでは見ていたものの、実物を前に見つけるのに少々時間がかかってしまった。
青っぽいものや茶色のものなど個体によって纏っている地衣類は色々だそうだ。




















「もう少し大きいのがいましたよ」といわれて見ると確かに先のものより大きい。
どれも顎を180°開いていて、探す時の目安になりそう。






























「これはかなり小さいけど違うかなぁ?いやっ、そうだ!」とその隣にまた見つけて下さったのだが、あまりに小さくてマクロレンズのファインダー越しでもよくわからない。
撮った写真を拡大してようやくわかるほどで、ん~、まさしくそうなのであった。
いやぁ、スゴイ虫目に感服。

見付ける目を学ばせていただいたので、もう一度じっくりいつものfieldで探して見よう。




















2019年2月27日 埼玉県(丘陵外) アミメカゲロウ目 コマダラウスバカゲロウ