コナラの冬芽を見て回っているとゴミ?いや、小さな虫がとまっていた。
ファインダーで覗いてようやく虫だとわかった。
冬芽の大きさと比べると小ささがわかるだろう。
コナラに寄生するタマバチの仲間で冬芽に卵を産みに来ていると思われた。




















タマバチが産卵したところは、科学的・物理的な刺激に植物が反応して中えい、いわゆる虫こぶができる。
幼虫はこの中を食べて育ち蛹、成虫となって外へ出る。
コナラなどのナラ類に寄生する種は、1年のうち雄と雌が発生する両性世代とメスだけの単性世代がそれぞれ1回交互に現れ、各世代では成虫の形や同じ植物でも寄生部位、虫こぶの形が異なるそうだ。
この冬芽に卵を産んでいたなら、そのうち虫こぶが出来るに違いない。




















クリにはクリタマバチという種の寄生による農業被害が知られている。
近くにあったクリの冬芽。
イガイガの中のクリの実にそっクリでなかなか可愛い。




















2019年1月17日 ハチ目タマバチ科 タマバチの仲間