歩いていると目の前に「ハシブトガラス」がいた。
いつも見るすらっとした姿とは何だか違いやぼったい。
樹上では、カァカァと煩いほどの鳴き声が聞こえる。




















どうやらハシブトガラスの巣立った雛のようだ。

尾羽が短く目が青いのも巣立ち雛の特徴。
樹上で騒がしいのは子を守るために親が威嚇していたのだった。
こういった場合、親が攻撃してくる可能性もあるので、近づかず速やかに通り過ぎる事が望ましい。




















今の時期、シジュウカラやエナガなども巣立った雛が枝先で親に餌をねだる姿がよく見られる。
シジュウカラやスズメなどの巣立ち雛はあまり飛べずに道にいたりすることがあるが、親がしっかり見守っているので基本的には手を貸さない事だ。
毎年、日本野鳥の会ではHPで雛とのかかわり方を紹介しているので詳細はこちらで。

産毛の残るあまり飛べない何とも愛らしい雛を見つけてしまったら、つい手を差し伸べてしまいたくなるのが人情だが、そこは我慢なのである。

2018年5月6日 東京都 スズメ目カラス科 ハシブトガラス