雑木林はいよいよ初夏の装いとなって来た。
歩いていると上からブラーッといもむし毛虫がぶら下がって、体や頭にまとわりつく。
ちょっと、気持ち悪い・・・。

そんな幼虫などを好んで捕食しているのが「クロカタビロオサムシ」。
林内の道を横切ったり、木柵の上で捕食している姿が目にとまる。























オサムシの仲間の多くは後翅が退化し飛ぶことが出来ないが、このカタビロオサムシの仲間は樹上性で飛ぶことが出来る。クロカタビロオサムシは餌となるブナシャチホコやマイマイガの大発生時に同調して大発生することが知られている。
昨年、今年とよく知られたアオオサムシよりこの種の方が見る機会が多いように思う。























2017年4月29日 東京都
コウチュウ目オサムシ科 クロカタビロオサムシ  RICOH WG-4