ウスバカマキリのいる草地はススキ、チカラシバ、エノコログサ、チガヤ、ヤハズソウなど様々な種の群落で構成されており、多くのバッタたちがそれぞれの好む環境で見られる。
ちなみにウスバカマキリは、チガヤなどの低草が好きなようだ。




















同じく低草地に裸地が混じる場所でよく見られるのが「トノサマバッタ」。
羽音を立ててダイナミックに飛ぶ様はまさにバッタの中の殿様。
ススキを掻き分けて現れた開けた土の上でトノサマバッタが産卵していた。




















幾度と土の中に腹端を差し込んで産卵に適した場所を探しているようだが、なかなか良い場所が見つからない様子。
それもそのはず、ここはアスファルトの道路に土が流れ出た場所で土の厚さはほんの僅かなため、腹部を差し込んでもすぐにアスファルトに当たってしまう。
果たして卵を産み付けることが出来ただろうか?
もし産んでいたとしても、雨で土が流されたりと孵化できる可能性は非常に厳しいと思われるのだが。




















2016年10月2日 東京都
カマキリ目カマキリ科 ウスバカマキリ
バッタ目バッタ科 トノサマバッタ  
CANON EOS50D Tokina FISHEYE F3.5-4.5 DX/430EXⅡ、EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/内臓ストロボ