暗い林内を歩いていてふと目にとまった小さな黄色。
先のキタマゴタケならどんと目に入って来るが、これは小っちゃくて控えめだ。
家にはキノコ図鑑が無いので種はわからないが、褐色の落ち葉の布団からにょきっと現れた小さな黄色い妖精としよう。
頭にはお友達の虫さんが・・・。
てんとう虫さんからキツネノハナガサの幼菌ではないかとコメントをいただきました。)




















這いつくばって撮っていると足元のコオロギに気が付いた。
おぉ、よく逃げずにそこにいたものだ。




















このところセミの声はツクツクボウシが主となり昼間でもコオロギたちの鳴き声が聞かれ、夏の主役と秋の主役が混声合唱で虫の音からも秋の訪れが感じられるようになってきた。
コオロギの仲間は似たものが多く、様々な角度で見なければなかなか種が同定できない。
正面顔を確認したかったのだが、うまく光が回らず・・・。
やはり外付けストロボ1灯では無理がある。




















近くには光の加減で金色に輝く産卵管のあるメスもいた。
環境や頭部の模様などから恐らく「モリオカメコオロギ」だろう。
いよいよ夏から秋へ ちょっと寂しいな。




















2016年9月3日 埼玉県
バッタ目コオロギ科 モリオカメコオロギ        CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/430EXⅡ