ガビチョウは1年を通じて、狭山丘陵で最もアピール度の高い鳥ではないだろうか。
あちこちで見られとにかく鳴き声が大きいうえに、かなり近づいても逃げないところがふてぶてしさを増長させる。
さらには他の鳥の声をまね、今の時期サンコウチョウの声、ほいほいほいと鳴くからややこしい。

そんなガビチョウの巣と卵を初めて見た。
高さ50cmほどの笹薮を刈っていて見つかったそうだ。



















卵はとても美しい淡いターコイズブルー。
何故、こんな色をしているのだろうか?
やぶの中に巣を作る中でこの色にメリットがあるのだろうか?



















ガビチョウは環境省の特定外来生物、日本の侵略的外来種ワースト100にも選定されている。
巣を見つけたからには駆除対象だが、周りを刈られたこの巣には放っておいても親鳥は戻ってこないだろう。

同じ環境で生活しているウグイスと競合するとのことだが、実際にウグイスにとって何らかの影響が出ているのだろうか?
今日もガビチョウの高らかな歌声が谷戸に響いていた。



















2015年5月14日 東京都
スズメ目チメドリ科 ガビチョウ 
CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM EOS50D EF70-200 F2.8 L IS USM/EXTENDER EF 1.4×Ⅱ