アリか? いやアリグモだ [クモ目]
先日見つけたビワの葉裏のゲホウグモの卵嚢の周りで成体を探していて見つけた「アリグモ」のオス。
一瞬アリかとも思ったが、オスの持つ大きな牙はまさにアリグモ!
騙されはしない、が一瞬アリと思ったことがとても悔やまれる。

一番前の脚を触角のように浮かして歩く姿は、体の形といい仕草といいアリを真似ているとしか思えない。
アリは昆虫なので頭と胸と腹部が分かれていて、クモは頭胸部と腹部の2分割なので体の構造を見れば識別できるのだが、とにかく小さいのでそこまでは残念ながら今の眼では見えない。
職場などでもたまに見られ、こんなところにアリがと払おうとするとぴょんと飛んでツツツッーと糸を引いて降りていくのを見てなんだアリグモだったかと思う。
ハエトリグモ科なので動きとしてはまさにハエトリグモそっくりでもある。

アリグモにはクワガタ、ヤサ、ヤガタ、タイリクなどがいるが、これはご本家アリグモでいいだろう。

2020年6月4日 東京都 クモ目ハエトリグモ科 アリグモ
一瞬アリかとも思ったが、オスの持つ大きな牙はまさにアリグモ!
騙されはしない、が一瞬アリと思ったことがとても悔やまれる。

一番前の脚を触角のように浮かして歩く姿は、体の形といい仕草といいアリを真似ているとしか思えない。
アリは昆虫なので頭と胸と腹部が分かれていて、クモは頭胸部と腹部の2分割なので体の構造を見れば識別できるのだが、とにかく小さいのでそこまでは残念ながら今の眼では見えない。
職場などでもたまに見られ、こんなところにアリがと払おうとするとぴょんと飛んでツツツッーと糸を引いて降りていくのを見てなんだアリグモだったかと思う。
ハエトリグモ科なので動きとしてはまさにハエトリグモそっくりでもある。

アリグモにはクワガタ、ヤサ、ヤガタ、タイリクなどがいるが、これはご本家アリグモでいいだろう。

2020年6月4日 東京都 クモ目ハエトリグモ科 アリグモ
2020-06-07 22:52
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まさに自然の芸術 ゲホウグモの卵嚢 [クモ目]
非常事態宣言が解除され、Fieldの駐車場も開場され久しぶりに行ってみた。
早速目に付いたのは、ビワの葉裏の真新しいクモの卵嚢だ。
結構目立つところにあるのだが、これに気付く人はそうそういないだろう。

卵の上を白い糸で覆い、さらに黄色い飾り糸?を被せてある。
この黄色の糸は何らかの意味があるのだろうがいったい何なのだろう?
それにしても白と黄色のコントラストがとても美しい。

2年前の6月初旬にこのビワの葉の裏で見つけたものは、黄色ではなく赤い飾り糸だった。
黄色に赤があるなら青(緑)があると面白いなぁ!
早速目に付いたのは、ビワの葉裏の真新しいクモの卵嚢だ。
結構目立つところにあるのだが、これに気付く人はそうそういないだろう。

卵の上を白い糸で覆い、さらに黄色い飾り糸?を被せてある。
この黄色の糸は何らかの意味があるのだろうがいったい何なのだろう?
それにしても白と黄色のコントラストがとても美しい。

2年前の6月初旬にこのビワの葉の裏で見つけたものは、黄色ではなく赤い飾り糸だった。
黄色に赤があるなら青(緑)があると面白いなぁ!
親蜘蛛を探したが残念ながら見つけられなかった。
脚を縮めてとまっているとまるで突出した樹皮のように見える擬態の名手。
今まで見たことがないので見てみたい!!

2020年5月28日 東京都 クモ目コガネグモ科 ゲホウグモ
脚を縮めてとまっているとまるで突出した樹皮のように見える擬態の名手。
今まで見たことがないので見てみたい!!

2020年5月28日 東京都 クモ目コガネグモ科 ゲホウグモ
2020-05-28 18:48
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ワクドツキジグモ、ウロコアシナガグモ [クモ目]
Iさんが教えてくれた葉の上の小さなクモ。
よくこんな小さなものを見つけたなぁと感心しきりだ。
「ワクドツキジグモ」のオスの幼体かもしれないとの事。
このクモはナゲナワグモ科の南方系の種で以前は神奈川県が北限だったが、2013年にも見つけて埼玉の北限を更新したそうだ。
写真は下が頭。

こちらの葉表では緑色が美しい「ウロコアシナガグモ」の幼体と思われるクモを見つけたが気付かれ裏に回られて。
似た種にエゾアシナガグモがいるがどうだろうか?

2020年2月27日 埼玉県(丘陵外) クモ目ナゲナワグモ科 ワクドツキジグモ、アシナガグモ科 ウロコアシナガグモ
よくこんな小さなものを見つけたなぁと感心しきりだ。
「ワクドツキジグモ」のオスの幼体かもしれないとの事。
このクモはナゲナワグモ科の南方系の種で以前は神奈川県が北限だったが、2013年にも見つけて埼玉の北限を更新したそうだ。
写真は下が頭。

こちらの葉表では緑色が美しい「ウロコアシナガグモ」の幼体と思われるクモを見つけたが気付かれ裏に回られて。
似た種にエゾアシナガグモがいるがどうだろうか?

2020年2月27日 埼玉県(丘陵外) クモ目ナゲナワグモ科 ワクドツキジグモ、アシナガグモ科 ウロコアシナガグモ
シダに、枝先の葉に クモ [クモ目]
今日は朝から雪が積もるとの予報もありノーマルタイヤでの通勤は無理か電車で行こうと早起きしたものの、予報は外れ雪は降っておらずまったく積もっていなかった。
予報より遅れて降り出したが、小さな雪で結局積もらずだった。
数日前に雑木林を歩いていて、シダの葉上に見つけたクモの巣。
そういえば昨年もこの巣の中に緑色のクモがいたのを思い出した。

そっと覗いてみると、やはりいた。
葉の表よりも裏のほうがいろんな意味でいいような気がするのだが・・・。

コナラの枝先を見ていると、枯葉の上にまたいた。
やっぱり上がいいようだ。
細かく張られた巣の中は、雨も通さず快適なのだろうか?

コナラの冬芽のそばには、冬芽に色、形がそっくりのクモがいた。
予報より遅れて降り出したが、小さな雪で結局積もらずだった。
数日前に雑木林を歩いていて、シダの葉上に見つけたクモの巣。
そういえば昨年もこの巣の中に緑色のクモがいたのを思い出した。

そっと覗いてみると、やはりいた。
葉の表よりも裏のほうがいろんな意味でいいような気がするのだが・・・。

コナラの枝先を見ていると、枯葉の上にまたいた。
やっぱり上がいいようだ。
細かく張られた巣の中は、雨も通さず快適なのだろうか?

コナラの冬芽のそばには、冬芽に色、形がそっくりのクモがいた。
ビジョかアオか? オニグモ [クモ目]
クモの美麗種 ウロコアシナガグモ [クモ目]
トリノフンダマシがいないかと小川沿いのオギを見て回っていると、脇の葉上にスマートで繊細で美しい小さなクモを見つけた。
足が長いのでアシナガグモの仲間だろうが、はて?

ウロコアシナガグモに似ているが何かちょっと違うなぁと思ったが、ウロコアシナガグモのオスだった。
今までメスばかりでオスは初めて。
足が長いのでアシナガグモの仲間だろうが、はて?

ウロコアシナガグモに似ているが何かちょっと違うなぁと思ったが、ウロコアシナガグモのオスだった。
今までメスばかりでオスは初めて。
クモの場合、オスは口元の一対の髭のような触肢の先に生殖器がありそこが膨らんでいるので見分けやすい。
多くの種がオスのほうが小さいようだ。

腹部と足の関節のオレンジ色が際立っていた。
この仲間には似た種がいるが、腹部のオレンジ色の模様はこの種の特徴のようだ。

2019年9月12日 東京都 クモ目アシナガグモ科 ウロコアシナガグモ
多くの種がオスのほうが小さいようだ。

腹部と足の関節のオレンジ色が際立っていた。
この仲間には似た種がいるが、腹部のオレンジ色の模様はこの種の特徴のようだ。

2019年9月12日 東京都 クモ目アシナガグモ科 ウロコアシナガグモ
かかしとアズチグモ [クモ目]
昨日紹介したように、今の時期東京都立野山北・六道山公園里山民家の田んぼには、案山子づくりイベントの参加者たちの個性あるかかしたちが稲を守ってくれている。
毎年かかしコンテストが行われるのだが、個人的にも一番を決めるべく見て回っている。
今年の僕の一番は昨日のあいなちゃんだがさてどうだろうか?
そんなかかしたちを見ているとあるかかしで生きものが目に入った。
白い花をあしらった髪飾りのすぐ横の髪に白いクモが・・・。
花で獲物を待ち構えて捕える「アズチグモ」のメスだった。

糸を風に流してここにたどり着き、髪飾りを花と思っているのか?
本当の花ではないのでいつまでたってもここには獲物はやってこないのだけれども。
空腹になればそのうち場所を変えるだろうか?
クモにとっては災難だが、これはとても面白い!
いつまでいるか時々、チェックしてみよう!!

2019年9月12日 東京都 クモ目カニグモ科 アズチグモ
毎年かかしコンテストが行われるのだが、個人的にも一番を決めるべく見て回っている。
今年の僕の一番は昨日のあいなちゃんだがさてどうだろうか?
そんなかかしたちを見ているとあるかかしで生きものが目に入った。
白い花をあしらった髪飾りのすぐ横の髪に白いクモが・・・。
花で獲物を待ち構えて捕える「アズチグモ」のメスだった。

糸を風に流してここにたどり着き、髪飾りを花と思っているのか?
本当の花ではないのでいつまでたってもここには獲物はやってこないのだけれども。
空腹になればそのうち場所を変えるだろうか?
クモにとっては災難だが、これはとても面白い!
いつまでいるか時々、チェックしてみよう!!

2019年9月12日 東京都 クモ目カニグモ科 アズチグモ
ナガコガネグモ 脱皮殻 [クモ目]
初見のクモ [クモ目]
寒さに耐えて卵のうを守る ジョロウグモ [クモ目]
いよいよコナラやクヌギも葉を落とし雑木林の林床にも陽が差すようになってきた。
林内の見通しもよくなり、虫たちが少ない季節ではあるがかえって観察しやすいかもしれない。

葉の落ちた枝先を丹念に探していると見つけた半透明の生き物。
今の時期よく見かけるヒラタアブの仲間の幼虫。
主食はアブラムシだが周りに餌となるものは見られずここで越冬体制なのだろうか?
ちなみに下が頭と思われる。

目的の虫は見つからなかったが、僅かに残った葉裏に「ジョロウグモ」がいた。
死んでいるかと思い触るとまだ生きていた。
見付けた時には気付かなかったが、葉裏に産んだ卵のうを守っているようだ。

冬の時期に卵を襲う敵は主に鳥。
シジュウカラやコゲラが卵のうをつついている場面を見掛ける。
命ある間、こうして卵のうに覆いかぶさっていると、自分が襲われても卵は無事という事、本能がそうさせるのか?
子どもに関する悲しい事件が報じられる今の時代、こんな小さなクモの行動にも見習うべきことがあるとふと思ったのだった。

2018年12月24日 埼玉県、東京都 ハエ目ハナアブ科 ヒラタアブの仲間、クモ目ジョロウグモ科 ジョロウグモ
林内の見通しもよくなり、虫たちが少ない季節ではあるがかえって観察しやすいかもしれない。

葉の落ちた枝先を丹念に探していると見つけた半透明の生き物。
今の時期よく見かけるヒラタアブの仲間の幼虫。
主食はアブラムシだが周りに餌となるものは見られずここで越冬体制なのだろうか?
ちなみに下が頭と思われる。

目的の虫は見つからなかったが、僅かに残った葉裏に「ジョロウグモ」がいた。
死んでいるかと思い触るとまだ生きていた。
見付けた時には気付かなかったが、葉裏に産んだ卵のうを守っているようだ。

冬の時期に卵を襲う敵は主に鳥。
シジュウカラやコゲラが卵のうをつついている場面を見掛ける。
命ある間、こうして卵のうに覆いかぶさっていると、自分が襲われても卵は無事という事、本能がそうさせるのか?
子どもに関する悲しい事件が報じられる今の時代、こんな小さなクモの行動にも見習うべきことがあるとふと思ったのだった。

2018年12月24日 埼玉県、東京都 ハエ目ハナアブ科 ヒラタアブの仲間、クモ目ジョロウグモ科 ジョロウグモ