湿地のビオトープで見つかったカヤネズミの巣 [哺乳類]
湿地のビオトープを歩いていると「ウナギツカミ」が小さな花を咲かせていた。
今までアキノウナギツカミと呼ばれていた。狭義に早生の畑地型がウナギツカミ、晩生の湿地型がアキノウナギツカミとされてきたが、種内変種とされ広義にともにウナギツカミとされたようだ。
似た花にミゾソバやママコノシリヌグイなどがあるが、葉が細長く茎を抱くことで簡単に見分けられる。
先日公園スタッフから「カヤネズミ」の球巣が見つかったと聞き見に行った。
カヤネズミは日本最小のネズミの仲間で重さは500円玉一枚ほど。ススキやオギ、ヨシなどの生える草地を住みかとしているが、そういった場所が減少して今では多くの県で絶滅危惧種に指定されている。
その日はいくら探しても見つからなかったのだが、後日性根を入れて探すと高さ約1.5mほどのオギにその巣が見つかった。低い場所ばかりを探していたので見つからなかったのだった。
巣を構成している葉は枯れていたので作ってからだいぶ日が経っているようだ。
巣には編んだ葉の目が細かい繁殖用と、目が荒い休息用があるそうだがこれはどちらだろうか?
毎年巣の調査を行っていてこのところ見つからず心配していたのだが、ようやく4年ぶりに見つかった。
この谷戸ではカヤネズミの生息に配慮した草地の維持管理をしているのだが、何が原因で減ってしまったのかがわからない。原因不明で対策を打てていないが、今後増えていってくれるのを期待したい!
このfieldで巣は何度も見てきたが、成体を見たのは1度だけ。
目の前の急な遭遇に写真も撮れずだった。
写真は10年以上前に種子で造った球巣から顔を出すのを井の頭自然文化園で撮ったきり。
何とかfieldで撮りたいが時間と根気が必要だろう。
2024年10月2日 東京都 ナデシコ目タデ科 ウナギツカミ、ネズミ目ネズミ科 カヤネズミ
今までアキノウナギツカミと呼ばれていた。狭義に早生の畑地型がウナギツカミ、晩生の湿地型がアキノウナギツカミとされてきたが、種内変種とされ広義にともにウナギツカミとされたようだ。
似た花にミゾソバやママコノシリヌグイなどがあるが、葉が細長く茎を抱くことで簡単に見分けられる。
先日公園スタッフから「カヤネズミ」の球巣が見つかったと聞き見に行った。
カヤネズミは日本最小のネズミの仲間で重さは500円玉一枚ほど。ススキやオギ、ヨシなどの生える草地を住みかとしているが、そういった場所が減少して今では多くの県で絶滅危惧種に指定されている。
その日はいくら探しても見つからなかったのだが、後日性根を入れて探すと高さ約1.5mほどのオギにその巣が見つかった。低い場所ばかりを探していたので見つからなかったのだった。
巣を構成している葉は枯れていたので作ってからだいぶ日が経っているようだ。
巣には編んだ葉の目が細かい繁殖用と、目が荒い休息用があるそうだがこれはどちらだろうか?
毎年巣の調査を行っていてこのところ見つからず心配していたのだが、ようやく4年ぶりに見つかった。
この谷戸ではカヤネズミの生息に配慮した草地の維持管理をしているのだが、何が原因で減ってしまったのかがわからない。原因不明で対策を打てていないが、今後増えていってくれるのを期待したい!
このfieldで巣は何度も見てきたが、成体を見たのは1度だけ。
目の前の急な遭遇に写真も撮れずだった。
写真は10年以上前に種子で造った球巣から顔を出すのを井の頭自然文化園で撮ったきり。
何とかfieldで撮りたいが時間と根気が必要だろう。
2024年10月2日 東京都 ナデシコ目タデ科 ウナギツカミ、ネズミ目ネズミ科 カヤネズミ
2024-10-07 20:42
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