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北海道昆虫観察ツアー2024 その3 [昆虫観察ツアー]

この日は十勝岳の標高930mに位置し十勝岳周辺の登山拠点にもなっている望岳台へ。
レストハウス周りで飛び回っていた初めて見る「エゾシロチョウ」。
モンシロチョウやスジグロシロチョウと同じシロチョウ科だが一回り大きく北海道でしか見られない。
翅脈が黒いのが特徴のようだ。
エゾシロチョウ0710.jpg



















岩場で休憩中に靴にとまったのは「フタスジチョウ」。
本州中部以北の山地や北海道に分布していて日本では4亜種に分けられその一つの北海道亜種は白帯が太いのが特徴だそうだ。
フタスジチョウ0710.jpg



















今回も各所で見られた「サッポロフキバッタ」のメス。
フキバッタの仲間は日本各地に分布しているが、それぞれの場所で独自の進化をとげ多くの種に分かれている。
このサッポロフキバッタは北海道にのみ分布している。
サッポロフキバッタ0710.jpg



















望岳台から車で下った途中の白金野鳥の森へ。
美瑛川沿いに車を停めて歩いていると、大きなタテハチョウが舞った。
おおっ、これはと撮影チャンスを狙ったがまったくいい距離にとまってくれずに惨敗。
2個体いたのだが・・・。
少し車で走った林道で再び観察を再開して間もなく建築物の壁にいるのを教えてもらった。
昨年と今年の出会いたい1種でようやく念願叶った「オオイチモンジ」。
オオイチモンジ0710.jpg



















出来れば地面や獣糞での吸水の場面を撮りたかったのだが、こればかりは致し方ない。
大きく翅表は濃い褐色の地に白にオレンジ、淡いblue、翅裏も美しかった。
オオイチモンジ0710-2.jpg



















今回の昆虫観察ツアーも昆虫写真家の新開孝さんと絵本作家の伊藤知紗さんとご一緒させていただいた。
望岳台にて
望岳台0710.JPG






















2024年7月10日 北海道 チョウ目シロチョウ科 エゾシロチョウ、タテハチョウ科 フタスジチョウ、オオイチモンジ、バッタ目バッタ科 サッポロフキバッタ

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