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秩父でソウシチョウ [鳥類]

この日は秩父のダム湖のほとりで仕事だった。
目の前の湖畔の草むらから何やらおしゃべりをしているような鳥の声が聞こえてきた。
昔聞いたことがあるような・・・

声が聞こえるあたりを見ていると、ひょこっと草の上に姿を現したのは「ソウシチョウ」だった。
赤いくちばしに黄色が美しいスズメくらいの大きさの中国南部から東南アジアにかけて生息している外来種だ。
ガビチョウと同じように鳴き声が美しい事から持ち込まれたのが逃げて野生化した籠脱鳥。
山地で繁殖し越冬期には低地でも見られるようだ。
2011年の前後の冬、狭山丘陵のfieldでも見られたが、それ以降は個人的には声も姿も確認していない。
ソウシチョウ0511-1.JPG



















少しするともう一羽が現れた。
どうやらこの2羽で活動しているようでつがいなのだろうか?
和名は相思鳥。
ソウシチョウ0511-2.JPG



















暫く姿を見せてくれたが、2羽揃って近くの藪の中へ消えていった。
とても美しい鳥だが、ササ藪などの環境で繁殖するのでウグイスなどとの競合が心配されている。
fieldではガビチョウほど根付いていないのは幸いだ。
ソウシチョウ0511-3.JPG



















2023年5月11日 埼玉県(丘陵外) スズメ目チメドリ科 ソウシチョウ

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