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自然界は厳しい!

先日、池にカモが死んでいると職場に連絡があった。
鳥インフルエンザが流行っているので連絡したとのことだった。
行ってみると岸辺に1羽が浮いていた。
岸にあげて見ると「カルガモ」のメス。
あちこちよく見たが外傷はない。腹部1か所に僅かなへこみがあったが特に傷があるわけではなかった。
なのでなぜ死んだのかわからない。
この後、数日同所で死んだ水鳥はいなかったので職場の同僚が丁重に葬ったようだ。
カルガモ0319.JPG



















カモを見ていると岸辺でガサガサ音がした。
見ると水を飲みに来た2頭の「ホンドタヌキ」だった。
1頭はまるまるとした成獣でもう1頭は毛が抜けて疥癬症を罹っていた。
小さく見えたが、今の時期子供は既に一人立ちしていると思われおそらく成獣で毛が抜けたことで小さく見えたのかもしれない。
疥癬症はヒゼンダニというダニによる皮膚病で毛が抜け落ち免疫力が低下して死に至る可能性が高い。
毛が無い状態で冬の寒さは堪えただろう、何とか冬は乗り越えられたようだがこの先も気掛かりな事と、疥癬症は感染するので見た目健康そうな行動を共にしているもう1頭も罹患している可能性が高い。
こういった毛の抜けたタヌキを毎年見るたびに、何とかしてあげられないものかと思うのだが・・・

人と違って、具合が悪くても自分の免疫力だけで生き抜かなければならない。
自然界は本当に厳しいものだと改めて感じさせられた1日だった。
ホンドタヌキ0319.JPG



















2023年3月19日 東京都 カモ目カモ科 カルガモ、食肉目イヌ科 ホンドタヌキ

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