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赤米とハネナガイナゴ [バッタ目]

昨日の休みは午前中家事をこなして午後からfieldの谷戸へ。
久しぶりに田んぼを見ると赤米が穂を出していた。
赤米0914-1.JPG



















他の稲は既に頭を垂れていたが、赤米はこれからのようだ。
赤米0914-2.JPG



















そんな田んぼを見ていると、「ハネナガイナゴ」がいた。
ここにはハネナガイナゴとコバネイナゴの2種が見られるが、ハネナガの方が早くに成虫になり遅れてコバネの成虫が見られるようだ。
ハネナガイナゴ0914.JPG



















品種は忘れたが、頭を垂れた普通の稲にもたくさんのイナゴたちが。
秋もいよいよ深まってきたなぁと思ったのだった。
ハネナガイナゴ0914-2.JPG



















2020年9月14日 東京都 バッタ目バッタ科 ハネナガイナゴ

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オオカマキリの獲物はハネナガイナゴ [カマキリ目]

谷戸を歩くとあちこちで種になったくっつき虫が目立つようになってきた。
ササクサ、イノコヅチ、そして最もよく見るのがこの「ヌスビトハギ」。
種子は2個が1セットで表面がざらついて衣服にくっつく厄介者だ。
この種子が盗人の足跡に似ているそうな。
ヌスビトハギ0914.JPG



















道脇の葉で食事中の「オオカマキリ」のオスを見つけた。
オオカマキリ0914-1.JPG



















獲物はどうやらハネナガイナゴのようだ。
今ここでは最も多いバッタの仲間だろう。
歩くとあちこちから飛んで行く。
オオカマキリ0914-2.JPG



















暫くの間撮っていると、何!とこちらに視線を向けた。
邪魔するつもりはないので、ごめんごめんとその場を後にした。
オオカマキリ0914-3.JPG



















2022年9月14日 東京都 カマキリ目カマキリ科 オオカマキリ

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あっ! 久しぶりのゴイシシジミ [チョウ目]

今日は埼玉県の小鹿野町で仕事だった。
仕事の合間にふと見るとクマザサの仲間にちらちらと小さな黒と白のシジミチョウが飛んでササの葉裏に隠れた。
おやっ、これは!
飛ばれないようにそっと見ると本当に久しぶりに見る「ゴイシシジミ」だった。
ササにまとわりつくようにあちこちにもその姿が。
ゴイシシジミ0912-1.JPG



















ササの葉裏には幼虫の食べ物となるアブラムシがいてそこに産卵していた。
このアブラムシを探して飛んでいるのだ。
ゴイシシジミ0912-2.JPG



















産卵していた別の葉をひっくり返してみると小さな白い卵が2つ産み付けられていた。
ゴイシシジミ0912-3.JPG



















ササの周りを飛び回ってなかなか止まってくれないのだが、偶然にも目の前に。
奇麗に撮ってねという事か?
運良くモデルになってくれた。
ゴイシシジミ0912-4.JPG



















いつも通っている狭山丘陵のfieldでは毎年探しているがもう何年見ていないだろう?
撮った写真を調べたら最後は2013年だった。
2008年にはアズマネザサの葉裏に多い時には10頭が集まっていた。
それが今ではさっぱり。
環境的には変わっておらず、しいてあげれば木々が成長して林縁が以前より暗くなったことくらいだろうか。
このチョウが見られないということはササに付くアブラムシが減っているのだろうな。
様々な生き物に言えることだが、ある種に依存していれば当然その種が絶えてしまうと連鎖が起こる。
ゴイシシジミの場合どうすれば。
ササに付くアブラムシが本当に減っているのか?
その確認がまず必要だろう。
ゴイシシジミ0912-5.JPG



















2022年9月12日 埼玉県秩父郡小鹿野町、2008年9月4日 東京都、チョウ目シジミチョウ科 ゴイシシジミ

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我が家の今朝の居残り組は 飛んで来たクマスズムシ! [バッタ目]

朝、仕事に行こうと玄関を開けると目の前の廊下に小さな黒い虫がいた。
ぼんやり見える形からこれは恐らくコオロギの仲間。
メガネをかけるとおよそ十年ぶりに見る「クマスズムシ」のメスだった。
即、捕獲してとりあえず仕事に出掛けた。

一昨日、昔撮ったコンデジの写真を整理していて、当時の夜の職場の灯りに来たクマスズムシを仕分けしたところだった。
何ともな偶然。
クマスズムシ0910.JPG



















クマスズムシはコオロギ科に属する種で、クマの名の通りスズムシをごっつくしたような見た目だがスズムシはマツムシ科なので分類は異なるのだ。
本州、四国、九州、対馬、八丈島、南西諸島(沖縄島以北)に生息し、オスの翅はスズムシによく似ている。
バッタ・コオロギ・キリギリス生態図鑑では「夜にネネネネ・・・と高い声で弱く鳴く」とあるが実際には聞いたことが無い。
クマスズムシ0910-1.JPG



















家は2階でクマスズムシが階段を上がってくるはずもない。
見ると腹端から伸びた後翅が見られ、昨夜に灯りに飛んで来たようだ。
コオロギの仲間の多くは羽化した時には後翅があり飛ぶことが出来る。
しばらくすると後翅は抜け落ちてしまうようだ。
家の周りにもクマスズムシがいることがわかり嬉しいなぁ!
今までメスした見たことが無いので、是非スズムシによく似たオスを見てみたいものだ。
クマスズムシ0910-2.JPG



















2022年9月10日 埼玉県 バッタ目コオロギ科 クマスズムシ

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ススキの葉裏のオレンジ色と緑色 [カメムシ目]

久しぶりに行った職場周りのススキはいつもの観察ポイント。
今日仕事前に見つけたのはショウリョウバッタモドキとツチイナゴ幼虫にオオカマキリ、ススキに絡んだヘクソカズラにはホシホウジャクの若齢幼虫。写真を撮ろうとしたのだが、タイミング悪く雨が降り出して耐水使用でないカメラとレンズなので退散。

夕方再び探したが、みなどこにいったのか時間もなく見つけらなかった。
そんな中、葉裏から小さな翅がチラリと見えた。
葉裏を覗くといたいた!
アカハネナガウンカ0909-1.JPG



















鮮やかなオレンジ色の体にエロ目で知られる「アカハネナガウンカ」。
もうちょっとエロ目に映ってくれたらよかったのだが残念!
アカハネナガウンカ0909-2.JPG



















すぐ近くの葉裏には緑色の体の「タテスジグンバイウンカ」がいた。
黒いつぶらな瞳がいつ見ても愛らしい!
今の時期、ススキの葉裏は要チェックだ!!
タテスジグンバイウンカ0909.JPG





























2022年9月9日 東京都 カメムシ目ハネナガウンカ科 アカハネナガウンカ、グンバイウンカ科 タテスジグンバイウンカ

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阿蘇で見つけたイカリヒメジンガサハムシ [コウチュウ目]

一昨年、熊本県の阿蘇に行った時に撮っていたカメノコハムシの仲間だが、今までに見たことが無くいくつかの詳しい図鑑やWEBで調べても名前がわからず不明種フォルダに入れていた。
左右の頭部側にのみ黒褐色の帯がある。
イカリヒメジンガサハムシ.JPG



















今日、虫仲間の方に写真を見てもらったら、同じ種の写真がWEBsiteにあると教えていただいた。
そこからようやく名前が判明。
「イカリヒメジンガサハムシ」で本州、四国、九州、津島に分布、食草はアキチョウジやヒキオコシなどのシソ科。
背中の黒褐色の模様からイカリと名付けられたのかもしれない。
イカリヒメジンガサハムシ2.JPG



















生息は局所的なのか、WEBでもあまり出てこない。
東京都では文献で発表されたのは2006年の青梅市のみのようで、神奈川県では山地で確認されレッドリストでも絶滅危惧Ⅱ類とされている。
阿蘇ではアキチョウジが見られるようだが、関東では食草の分布から恐らく山地性で丘陵地や平地では見られないのではないだろうか。
イカリヒメジンガサハムシ3.JPG



















2022年9月8日(撮影:2020年9月29日) 熊本県 コウチュウ目カメノコハムシ科 イカリヒメジンガサハムシ 

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荒川上流部とキバラケンモン [チョウ目]

先日早起きした日は、埼玉県の奥秩父、三峰まで行って来た。
もう少し行けば山梨県という埼玉の西端だ。
秩父湖から流れ出る川は東京湾にそそぐ荒川の上流部。
この日は水の色が褐色で濁っていた。
秩父三峰荒川0902.JPG



















道の駅の水銀灯の下を探してみると、白黒の奇麗な蛾がいた。
調べると「キバラケンモン」のようだ。
念のために下翅を確認した。
苔の生えたコンクリートに溶け込んでいた。

ここに来る途中にもう1か所道の駅に寄ったのだが、そこのトイレには色々興味深い虫たちが居残っていた。
残念ながらカメラは400mmの望遠レンズしかつけていなかったので撮る事が出来ず。
次回は、マクロレンズ必携で望みたい!
この2枚はスマホで撮ったが、3つもレンズが付いているのにマクロは得意ではないようで思ったように撮れず残念だ。
キバラケンモン0902.JPG



















2022年9月2日 埼玉県(丘陵外) チョウ目ヤガ科 キバラケンモン

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